UPDATE|2020.7.5
相模原納涼花火大会の中止及び代替イベントの検討について
当実行員会では、例年夏に開催されている花火大会について、オリンピック開催と重なるため、秋の開催について昨年から検討を進めてまいりました。
そうした中、4月に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、外出やイベント開催の自粛要請がなされるなどの事態が発生し、宣言が解除された後も、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が呼びかけられるなど、現在も社会経済の活動レベルに一定の制限がかけられております。
新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが不透明な中、当実行委員会においても花火大会の実施の可否について検討を重ねてきたところではありますが、現状では、運営に携わる実行委員会スタッフや地元田名を中心としたボランティアの方々、そして参加者の安全を確保できないと判断し、通常通りの多くの観客を集めての花火大会の開催は中止とすることといたしました。
例年のように高田橋周辺の河川敷において、大輪の花を咲かせる相模原納涼花火大会を楽しみにしていただいていた皆様には大変申し訳ありませんが、御理解をいただけると幸いでございます。
今年度については、通常形式での花火大会は行いませんが、当実行員会では、市民の皆様に元気を届けるために、「相模原納涼花火大会」の名称を冠したイベント等の事業の実施について、検討してまいりたいと考えております。
なお、この事業の実施にあたっては、令和元年東日本台風により被害を受けた、例年、観客用駐車場として利用している高田橋周辺の河川敷の復旧も視野に入れ取り組みたいと考えております。
昨年の台風で、相模原市内は緑区を中心に大きな被害が出ました。
幸い、田名地区に関しては死傷者などはいませんでしたが、城山ダムの緊急放流は、高田橋周辺の相模川河川敷の形状を大きく変えてしまいました。
河川敷には、大きな岩のような石が点在したり、砂や石の移動で河川敷自体がうねるように隆起してしまい、一部では丘のように人の背丈ほど渦高く土砂が盛り上がっている箇所もある状況です。
打ち上げ場所、観客席、そして駐車場と今まで会場となっていた場所は、安全の確保が非常に困難な状況となっている現実をまずは皆様に知っていただきたいと思います。
魚釣りやバーベキューキャンプと市民に広く愛された相模川河川敷を甦らせ、そして皆さんが安心して楽しめる花火大会の準備のために取り組んでまいりたいと思っております。
詳しい内容が決まりましたら、改めてご報告をさせていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
相模原納涼花火大会 実行委員会一同